ART NEWS

April 18, 2019

「空間に線を引く 彫刻とデッサン展」の図録が出来上がりました。カバーはトレーシングペーパーを使い、そこにデッサンをUV印刷、表紙に刷った彫刻作品と重なってダブルイメージになるようにしています。

 彫刻家が描くデッサンは、画家のデッサンとはちょっと異なります。彫刻家にとってのデッサンは、実際にモチーフを三次元へと存在させる必要があるため、そこには独特の空間把握が行われています。西欧化が好んで進められた明治期において、洋の東西の精神と造形をミックスさせ、日本独自の彫刻表現を模索した橋本平八をプロローグとして取り上げ、その後、現代にいたり彫...

January 21, 2019

「踊る狐」(個人蔵)※前期展示

 小原古邨(おはらこそん、1877〜1945)と聞いても、すぐにその作品が思い浮かぶ方はほとんどいないのではないだろうか。明治から大正、昭和にかけて活躍した花鳥画を得意とした絵師だ。昨年9月に茅ヶ崎市美術館で個展が開催され、日曜美術館で取り上げられたことで、にわかに注目度が高まっている。

 

「猫と提灯」(渡邊木版美術画舗蔵) ※後期展示

 小原は江戸時代から受け継がれた浮世絵版画の技法を踏まえながら、淡く繊細な色彩で独特の暖かさとユーモアに満ちた狐や猫、鳥などを描き出していく。

「蓮に雀」(個人蔵) ※前期展...

January 14, 2019

宝飾短剣 16〜17世紀 トプカプ宮殿博物館蔵

トルコはアジアとヨーロッパをつなぐ重要な場所に位置し、多様な文化を受容・融合しながら、独自の美しい文化を育んできました。トルコには都市まるごとが世界遺産のイスタンブールやトロイの木馬で知られるトロイ遺跡、絵にもよく描かれるカッパドキア遺跡など、名所も数多くあります。

そんなトルコの歴史遺産・財宝約170点が日本にやってきます。トルコ文化年2019「トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美」では、イスタンブールのトプカプ宮殿博物館が所蔵する貴重な宝飾品や美術工芸品をとおして、オスマン...

January 11, 2019

「ヴォワザン計画」図面の前のル・コルビュジエ 1926 ©FLC

2016年にユネスコ世界文化遺産に登録された国立西洋美術館。その設計を担当したのがル・コルビュジェです。20世紀を代表する建築家で、アメリカのフランク・ロイド・ライド、ドイツのミース・ファン・デル・ローエと並んで「近代建築の三大巨匠」の一人と言われています。

今回の展覧会は国立西洋美術館の開館60周年を記念したもの。若きシャルル=エドゥアール・ジャンヌレ(ル・コルビュジェの本名)が故郷のスイスを離れ、当時のアートの最先端をいくパリで「ピュリスム(純粋主義)」の運動を推進し...

January 10, 2019

グスタフ・クリムト《エミーリエ・フレーゲの肖像》1902年 油彩/カンヴァス 178 x 80 cm ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz

19世紀末から20世紀初頭にかけてのウィーンでは、絵画や建築、工芸、デザイン、ファッションなどが垣根を越えて新しい芸術をめざしました。煌びやかで装飾性豊かなこの時代の文化は、今見てもモダンで斬新なデザイン性に驚かされます。

今回の展覧会はウィーンの世紀末文化を「近代化(モダニズム)への過程」という観点からひもとく新しい試み。18世紀後半や日常生活に...

January 8, 2019

ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ《ウェヌス・ウェルティコルディア(魔性のヴィーナス)》1863-68年頃、 油彩/カンヴァス、83.8×71.2 cm、ラッセル=コーツ美術館 (C) Russell-Cotes Art Gallery & Museum, Bournemouth

退廃的なムードが漂う19世紀末のイギリスで、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティらが結成したラファエル前派。これまでの伝統的な美術の刷新を目指す彼らの活動は、驚きをもって多くの人々に迎え入れられました。彼らを精神的に指導していったのが美術批評家のジョン・ラスキン。...

January 7, 2019

重要文化財《菩薩半跏思惟像》中国 北魏時代(6世紀前半)

細川護熙 元首相の祖父にあたる細川護立が創立した永青文庫。閑静な高台にある目白台の一角に位置する永青文庫は、近年では、春画展を開催するなど意欲的な展覧会を開催しています。

そのコレクションには護立と同時代の小林古径らの近代日本画をはじめ、江戸時代の白隠の禅画など、貴重なものがそろっています。そのなかで、これまで知られていなかったのがアジアのさまざまな仏像。このたび、専門家の協力のもと、あらためて東洋彫刻コレクションの調査が行われました。12日からスタートする「石からうまれた仏たち...

January 6, 2019

《弘法大師修法図》紙本1幅 弘化年間 (1844-47)西新井大師總持寺 通期展示

世界で最も有名な日本人アーティストの一人、葛飾北斎。19世紀のヨーロッパにもたらされた『北斎漫画』は、同地でのジャポニスムの流行の契機となりました。代表作として知られる《神奈川沖浪裏》などは、北斎の70年におよぶ画業のなかではほんの一端。今回の展覧会では、20歳のデビュー作から90歳の絶筆まで、約480件(会期中展示替えあり)が集う、東京では十数年ぶりとなる大規模で網羅的なもの。国内外の名品、近年発見された作品、初公開作品などを通して、北斎の真の姿に迫...

January 6, 2019

箱根駅伝の二日目ということで、東名高速が混むと見込んで東京から早めに出発しましたが、驚くほどスムーズに箱根に到着。新年、最初の展覧会は岡田美術館で開催中の開館5周年記念展 美のスターたち。ようやく歌麿の大作肉筆「深川の雪」が見られました(残念ながら本画ではなく複製でしたが)。伊藤若冲の双幅は、動植綵絵の前に準備作として描かれたものと小林忠館長によるギャラリートーク。鳳凰は五色に輝き、命の輝きが画面から溢れてくるようです。こちらは3月30日まで。

続いて車で10分弱の箱根 彫刻の森美術館へ。現在、編集真っ只中の図録が、4月に開幕する日...

December 31, 2018

明けましておめでとうございます。

2017年12月15日に活動を開始したアルテヴァンは、おかげさまで無事に2018年という一年を終えることができました。これも皆さまのお力添えあってのことと、本当に実感しております。

20年近くにわたっていつも支えてくださった先生の総まとめとなるような本作りにお声がけいただいたり(こちらは1月7日からアマゾンで販売がスタートします)、旧知の方からのご縁でお会いした方から新しい分野のお仕事をいただいたり(こちらは3月いっぱいまで継続中ですが)。そして、新しい仲間との出会いで、これまでにないことにもチャレンジ...

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本郷寛 著『こころをかたちに 彫刻の仕事 教育の仕事』

¥2,315価格
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