知られざる花鳥画の絵師 小原古邨の全貌を東京で初めて紹介
「踊る狐」(個人蔵)※前期展示 小原古邨(おはらこそん、1877〜1945)と聞いても、すぐにその作品が思い浮かぶ方はほとんどいないのではないだろうか。明治から大正、昭和にかけて活躍した花鳥画を得意とした絵師だ。昨年9月に茅ヶ崎市美術館で個展が開催され、日曜美術館で取り上げ...
オスマン帝国の美意識を極めたトプカプ宮殿の名宝約170点が来日
宝飾短剣 16〜17世紀 トプカプ宮殿博物館蔵 トルコはアジアとヨーロッパをつなぐ重要な場所に位置し、多様な文化を受容・融合しながら、独自の美しい文化を育んできました。トルコには都市まるごとが世界遺産のイスタンブールやトロイの木馬で知られるトロイ遺跡、絵にもよく描かれるカ...
クリムト、そしてシーレらが活躍した世紀末のウィーンの文化を知る 「ウィーン・モダン」展
グスタフ・クリムト《エミーリエ・フレーゲの肖像》1902年 油彩/カンヴァス 178 x 80 cm ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz 19世紀末から20世紀初頭にかけてのウィーンでは、絵画や建築、工芸、デザイン、ファ...
ロセッティの女神を見に行こう! 3月14日から三菱一号館美術館で「ラファエル前派の軌跡展」開催
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ《ウェヌス・ウェルティコルディア(魔性のヴィーナス)》1863-68年頃、 油彩/カンヴァス、83.8×71.2 cm、ラッセル=コーツ美術館 (C) Russell-Cotes Art Gallery & Museum,...
初公開の石仏多数登場、永青文庫の「石からうまれた仏たち」展、1月12日から開幕
重要文化財《菩薩半跏思惟像》中国 北魏時代(6世紀前半) 細川護熙 元首相の祖父にあたる細川護立が創立した永青文庫。閑静な高台にある目白台の一角に位置する永青文庫は、近年では、春画展を開催するなど意欲的な展覧会を開催しています。...
北斎の真の姿を発見に! 新北斎展@森アーツセンターギャラリー
《弘法大師修法図》紙本1幅 弘化年間 (1844-47)西新井大師總持寺 通期展示 世界で最も有名な日本人アーティストの一人、葛飾北斎。19世紀のヨーロッパにもたらされた『北斎漫画』は、同地でのジャポニスムの流行の契機となりました。代表作として知られる《神奈川沖浪裏》などは...
新年最初に箱根の岡田美術館と彫刻の森美術館へ
箱根駅伝の二日目ということで、東名高速が混むと見込んで東京から早めに出発しましたが、驚くほどスムーズに箱根に到着。新年、最初の展覧会は岡田美術館で開催中の開館5周年記念展 美のスターたち。ようやく歌麿の大作肉筆「深川の雪」が見られました(残念ながら本画ではなく複製でしたが)...
日本美術史上ワン&オンリー 国宝「一遍聖絵」全12巻が京都国立博物館の知心館で一挙公開に
鎌倉時代に一遍上人が開いた時宗。宗祖一遍は誰もが念仏をとなえることで往生を遂げられると説き、日本各地で布教に努めた。その後、二祖である真教は、時宗を教団として整備し、大きく発展させた。 来年4月に京都国立博物館の知心館では、2019年に真教の700年遠忌を迎えるのを記念し...