71歳から105歳まで全員現役の女性アーティスト16名による「アナザーエナジー展:挑戦しつづける力─世界の女性アーティスト16人」が4月22日から森美術館で開幕
現代アートにおいて、この10年ほどで1950年代から70年代に活動を始め、今日まで精力的に発表を続ける女性アーティストたちに注目が集まっている。そんな世界の女性アーティストたちに焦点をあてた「アナザーエナジー展:挑戦しつづける力─世界の女性アーティスト16人」が六本木の森美術館で4月22日からスタートする。出品作家の年齢は71歳から105歳までで、全員が50年以上のキャリアを積んだアーティストたち。美術館やアートマーケットの評価にとらわれることなく、それぞれの環境や時代の変化の中で自身の目指す世界を確立しようと制作を続けてきた。
同展では絵画、映像、彫刻、大規模インスタレーションにパフォーマンスなど、多彩で力強い作品が展示される。長いキャリアを通して常に強い信念でそれぞれの世界を生み出そうとしてきた彼女たちの特別な力「アナザーエナジー」とは何かを考えていく。日本からは印刷物や廃品を用いたコラージュ、油彩など実験的な平面作品や、セラミックにシルクスクリーンで印刷を施した立体作品で知られる三島喜美代(1932年大阪生まれ)、そしてニューヨークを拠点に綿密な設計図に基づいたストリング(糸)を使ったインスタレーションや彫刻、パフォーマンスなど多様なメディアを用いて制作を行う宮本和子(1942年東京生まれ)が参加。
出展アーティスト
エテル・アドナン 1925年ベイルート生まれ、パリ在住
フィリダ・バーロウ 1944年英国、ニューカッスル・アポン・タイン生まれ、ロンドン在住
アンナ・ボギギアン 1946年カイロ生まれ、同地在住
ミリアム・カーン 1949年スイス、バーゼル生まれ、ブレガリア在住
リリ・デュジュリー 1941年ベルギー、ルーセラーレ生まれ、ローフェンデゲム在住
アンナ・ベラ・ガイゲル 1933年リオデジャネイロ生まれ、同地在住
ベアトリス・ゴンザレス 1932年コロンビア、ブカラマンガ生まれ、ボゴタ在住
カルメン・ヘレラ 1915年ハバナ生まれ、ニューヨーク在住
キム・スンギ 1946年韓国、扶餘(プヨ)生まれ、パリ在住
スザンヌ・レイシー 1945年カリフォルニア州ワスコ生まれ、ロサンゼルス在住
三島喜美代 1932年大阪府生まれ、同地および岐阜県在住
宮本和子 1942年東京都生まれ、ニューヨーク在住
センガ・ネングディ 1943年シカゴ生まれ、コロラド州コロラドスプリングス在住
ヌヌンWS 1948年インドネシア、ラワン生まれ、ジョグジャカルタ在住
アルピタ・シン 1937年インド、バラナガル生まれ、ニューデリー在住
ロビン・ホワイト 1946年ニュージーランド、テ・プケ生まれ、マスタートン在住
会 期 2021年4月22日(木)~ 2021年9月26日(日) 会期中無休
開館時間 10:00~22:00(最終入館 21:30)
※火曜日のみ17:00まで(最終入館 16:30)
※ただし5月4日(火・祝)は22:00まで(最終入館 21:30)
会 場 森美術館
料 金 [平日]一般 2,000円(1,800円)/学生(高校・大学生)1,300円(1,200円)
子供(4歳~中学生)700円(600円)/シニア(65歳以上)1,700円(1,500円)
[土・日・休日]一般 2,200円(2,000円)/学生(高校・大学生)1,400円(1,300円)
子供(4歳~中学生)800円(700円)/シニア(65歳以上)1,900円(1,700円)
※専用オンラインサイトでチケットを購入すると( )の料金が適用される
※本展は、事前予約制(日時指定券)を導入しているため、専用オンラインサイトから「日時指定券」を購入する必要あり
※専用オンラインサイトはこちら
※当日、日時指定枠に空きがある場合は、事前予約なしで入館可能
※4月30日(金)、5月6日(木)、5月7日(金)は[土・日・休日]料金となる
※表示料金は消費税込
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