ロセッティの女神を見に行こう! 3月14日から三菱一号館美術館で「ラファエル前派の軌跡展」開催
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ《ウェヌス・ウェルティコルディア(魔性のヴィーナス)》1863-68年頃、 油彩/カンヴァス、83.8×71.2 cm、ラッセル=コーツ美術館 (C) Russell-Cotes Art Gallery & Museum, Bournemouth
退廃的なムードが漂う19世紀末のイギリスで、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティらが結成したラファエル前派。これまでの伝統的な美術の刷新を目指す彼らの活動は、驚きをもって多くの人々に迎え入れられました。彼らを精神的に指導していったのが美術批評家のジョン・ラスキン。3月14日から三菱一号館美術館で開幕する「ラファエル前派の軌跡展」では、ラスキンの生誕200年を記念し、彼が見出したターナーやロセッティ、バーン=ジョーンズらの作品が一堂に会します。
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー《カレの砂浜――引き潮時の餌採り》1830年、 油彩/カンヴァス、68.8×103.8 cm、ベリ美術館 (C) Bury Art Museum, Greater Manchester, UK
エドワード・バーン=ジョーンズ《赦しの樹》1881-82年、油彩/カンヴァス、186×111 cm、 リヴァプール国立美術館、レディ・リーヴァー・アート・ギャラリー (C) National Museums Liverpool, Lady Lever Art Gallery
またラスキンが唱えた近代社会批判により、手工芸の復興を目指し、アーツ・アンド・クラフト運動を推進したウィリアム・モリスの作品や、その後に新たな試みを目指した画家たちの作品も登場します。
モリス商会《3人掛けソファ》1880年頃、クルミ材・毛織生地、96.2×221×77.2 cm、 リヴァプール国立美術館、ウォーカー・アート・ギャラリー (C) National Museums Liverpool, Walker Art Gallery
フレデリック・レイトン《母と子(サクランボ)》1864-65年頃、油彩/カンヴァス、48.2×82 cm、 ブラックバーン美術館 (C) Blackburn Museum and Art Gallery
会期:2019年3月14日(木)~6月9日(日)
会場:三菱一号館美術館
主催:三菱一号館美術館
共催:産経新聞社
開館時間:10:00〜18:00 ※入館は閉館の30分前まで(祝日を除く金曜、第2水曜、6月3日~7日は21:00まで)
休館日:月曜日(但し、4月29日、5月6日、6月3日と、トークフリーデーの3月25日、5月27日は開館)
入館料:一般 : 1,700円 高校・大学生 : 1,000円 小・中学生 : 500円
※障がい者手帳、被爆者健康手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)は無料。
問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)