初公開の石仏多数登場、永青文庫の「石からうまれた仏たち」展、1月12日から開幕
重要文化財《菩薩半跏思惟像》中国 北魏時代(6世紀前半)
細川護熙 元首相の祖父にあたる細川護立が創立した永青文庫。閑静な高台にある目白台の一角に位置する永青文庫は、近年では、春画展を開催するなど意欲的な展覧会を開催しています。
そのコレクションには護立と同時代の小林古径らの近代日本画をはじめ、江戸時代の白隠の禅画など、貴重なものがそろっています。そのなかで、これまで知られていなかったのがアジアのさまざまな仏像。このたび、専門家の協力のもと、あらためて東洋彫刻コレクションの調査が行われました。12日からスタートする「石からうまれた仏たち─永青文庫の東洋彫刻コレクション─」では、これらの生家に基づいて、「菩薩半跏思惟像」(重文)、「如来坐像」(重文)をはじめとする中国彫刻に加え、その多くが初公開となるインド彫刻が一挙に公開されます。
重要文化財《菩薩半跏思惟像》中国 北魏時代(6世紀前半)
《ヴィシュヌ立像》インド ポスト・グプタ時代(7~8世紀)熊本県立美術館保管
《双観音菩薩立像》中国 北斉時代 天保8年(557年)個人蔵
2019年のスタートを迎え、日本の源流ともいえる中国・インド彫刻の名品に触れてみるのはいかがでしょうか?
会期:2019年1月12日(土)~4月10日(水)
会場:永青文庫
開館時間:10:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日:月曜日(但し1/14・2/11は開館し、1/15・2/12は休館)※天災や災害等の状況により、臨時に休館や開館時間の短縮を行う場合あり。 最新の情報は電話03-3941-0850(自動音声)やTwitter にて。
入館料:一 般 800円(700円)/シニア(70歳以上)600円(500円)/大学・高校生:400円
※( )内は10名以上の団体料金
※中学生以下、障害者手帳をご提示の方及びその介助者(1名)は無料