世界初開催・全作品日本初公開となる「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」
ヨハネス・フェルメール 《ヴァージナルの前に座る若い女性》 1670-72年頃 ©The National Gallery, London. Salting Bequest, 1910
世界屈指の西洋絵画コレクションを誇るロンドン・ナショナル・ギャラリーから日本初公開の61点がやってくる。これだけの量がまとめて国外に持ち出されるのは世界初のこと。この貴重な機会が3月3日から国立西洋美術館で開幕する「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(7月7日から大阪の国立国際美術館へ巡回)だ。ヨハネス・フェルメールの「ヴァージナルの前に座る若い女」やレンブラントの「34歳の自画像」、ベラスケスの「マルタとマリアの家のキリスト」、ゴッホの「向日葵」、古いところではクリヴェッリやパオロ・ウッチェロ、ティツィアーノなどなど、西洋美術史に燦然と輝く超大物アーティストたちの作品が目白押し。英国の至宝の数々を見逃すな!
【展示内容】
[第1章:イタリア・ルネサンス絵画の収集]
ウッチェロ、クリヴェッリからティツィアーノ、ティントレットまで
カルロ・クリヴェッリ 《聖エミディウスを伴う受胎告知》 1486年 ©The National Gallery, London. Presented by Lord Taunton, 1864
パオロ・ウッチェロ 《聖ゲオルギウスと竜》 1470年頃 ©The National Gallery, London. Bought with a special grant and contributions from the Phillot and Temple-West Funds, 1959
[第2章:オランダ絵画の黄金時代]
レンブラント、フランツ・ハルス、フェルメールに加えイギリスで人気の高かったジャンルである風俗画や海洋画など
レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン 《34歳の自画像》 1640年 ©The National Gallery, London. Bought, 1861
[第3章:ヴァン・ダイクとイギリス肖像画]
ヴァン・ダイクからレノルズ、ゲインズバラなど
アンソニー・ヴァン・ダイク 《ティンベビー卿夫人エリザベスとアンドーヴァー子爵夫人ドロシー》 1635年頃 ©The National Gallery, London. Bought, 1977
[第4章:グランド・ツアー]
カナレットらイタリアを訪れる「グランド・ツアー」を行った画家達
カナレット 《ヴェネツィア:大運河のレガッタ》 1735年頃 ©The National Gallery, London. Wynn Ellis Bequest, 1876
[第5章:スペイン絵画の発見]
ムリーリョ、ベラスケスやスルバランといったスペイン絵画
バルトロメ・エステバン・ムリーリョ 《窓枠に身を乗り出した農民の少年》 1675-80年頃 ©The National Gallery, London. Presented by M.M. Zachary, 1826
ディエゴ・ベラスケス 《マルタとマリアの家のキリスト》 1618年頃 ©The National Gallery, London. Bequeathed by Sir William H. Gregory, 1892
[第6章:風景画とピクチャレスク]
クロード・ロランからコンスタブル、ターナーへの流れ
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー 《ポリュフェモスを嘲るオデュッセウス》 1829年 ©The National Gallery, London. Turner Bequest, 1856
[第7章:イギリスにおけるフランス近代美術受容]
アングルから印象派をへてゴッホ、ゴーギャンにいたる流れ
クロード・モネ 《睡蓮の池》 1899年 ©The National Gallery, London. Bought, 192
フィンセント・ファン・ゴッホ 《ひまわり》 1888年 ©The National Gallery, London. Bought, Courtauld Fund, 1924
展覧会Information
会期 2020年3月3日(火)〜2020年6月14日(日)
会場 国立西洋美術館
時間 9:30〜17:30(最終入場時間 17:00)※金曜日・土曜日は20:00まで(最終入場時間 19:30)
休館日 月曜日 ※ただし、3月30日と5月4日は開館
観覧料 未定
TEL 03-5777-8600(ハローダイヤル)
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