• 庄司美樹

ピュリスム(純粋主義)を推進した若き日のル・コルビュジェの世界へ


「ヴォワザン計画」図面の前のル・コルビュジエ 1926 ©FLC

2016年にユネスコ世界文化遺産に登録された国立西洋美術館。その設計を担当したのがル・コルビュジェです。20世紀を代表する建築家で、アメリカのフランク・ロイド・ライド、ドイツのミース・ファン・デル・ローエと並んで「近代建築の三大巨匠」の一人と言われています。

今回の展覧会は国立西洋美術館の開館60周年を記念したもの。若きシャルル=エドゥアール・ジャンヌレ(ル・コルビュジェの本名)が故郷のスイスを離れ、当時のアートの最先端をいくパリで「ピュリスム(純粋主義)」の運動を推進した時代にフォーカスし、絵画、建築、都市計画、出版、インテリア・デザインなど多方面にわたった約10年間の活動を追います。

ル・コルビュジェと友人達の美術作品約100点に加え、建築模型、出版物、映像などの資料も多数展示されます。

シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ

 ル・コルビュジェの本名。彼とアメデ・オザンファンが共同で開催した絵画展により、ピュリスム(純粋芸術)の運動がスタート。その頃、注目を浴びていたのがピカソやブラックらのキュビスム(立体派)。当初、ジャンヌレらはキュビスムに批判的でしたが、後にはキュビスムの芸術家たちをぴゅりすむの先駆者に位置付けるようになりました。

シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ《多数のオブジェのある静物》1923年油彩、カンヴァス 114×146cmパリ、ル・コルビュジエ財団 ©FLC/ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2018 B0365

フェルナン・レジェ《サイフォン》1924年油彩、カンヴァス 64.8×45.7cmバッファロー、オルブライト=ノックス美術館Collection Albright-Knox Art Gallery, Buffalo, New York. Gift of Mr. and Mrs. Gordon Bunshaft, 1977 (1977:29)Image courtesy of the Albright-Knox Art Galler

その後、ル・コルビュジェは絵画から建築、都市計画、インテリア・デザインまで、きわめて広範囲な領域で「近代の精神」の実現をめざす活動を繰り広げていきます。

「アメデ・オザンファンの住宅兼アトリエ」(1922-23年)Photo Charles Gérard ©FLC

「エスプリ・ヌーヴォー館」(1925年)Musée des Arts Décoratifs, Paris ©MAD, Paris

国立西洋美術館開館60周年記念

ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代

会期:2019年2月19日(火) ~ 5月19日(日)

会場:国立西洋美術館 本館

主催:国立西洋美術館、ル・コルビュジエ財団、東京新聞、NHK

開館時間:午前9時30分~午後5時30分(毎週金曜日・土曜日は午後8時まで)*入館は閉館の30分前まで

休館日:毎週月曜日(ただし3月25日、4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火)

入館料:一般1,600円(1,400円)/大学生1,200円(1,000円)/高校生800円(600円)

※( )は前売り料金

*中学生以下は無料。 *団体は20名以上。 *心身に障害のある方と付添者1名は無料(入館の際に障害者手帳をご提示ください)。

問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)

#建築 #国立西洋美術館

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