幼い頃に事故で両手を失いながらも、画家としての才能を開花させ、今もなお精力的に制作を続ける水村喜一郎。故郷である鐘ヶ淵や玉の井といった下町の情景や、日本各地、フランスやスペインを訪れて描いた町並みからは、誰もが心にもつ懐かしい故郷のにおいが感じられる。
2025年6月26日〜10月14日まで池田20世紀美術館で開催される「水村喜一郎展 生きて、旅して、絵を描いて・・・」の公式図録。最新の油彩大作から、画家の原点ともいえる幼少時に描かれたクレヨン、水彩作品、訪れた町のデッサン等62点を掲載。作品が描かれた当時の画家自身の思いを伝える言葉も紹介。 寄稿:土方明司(川崎市岡本太郎美術館館長)、原田光(美術評論家)
水村喜一郎展図録
¥1,650Price