2021年に開催される注目の展覧会
新型コロナウイルス騒動に明け暮れた2020年。各地の展覧会も軒並み中止や延期が相次ぎました。年が明け2021年になりましたが、再び緊急事態宣言が発令されるなど、以前のような日常に戻るのはまだ先のようです。そんな落ち着かない中ではありますが、今年予定されている注目の展覧会を集...
ラファエロ、ティツィアーノ、レンブラントにフェルメールも!「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」がこの秋、大阪・東京で開催決定
世界三大美術館の一つで、西洋絵画の名コレクションを誇るニューヨークのメトロポリタン美術館。そのコレクションから選りすぐりの65点を紹介する「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」展が、11月13日から大阪市立美術館で、そして翌2022年2月9日からは六本木の国立新美術...
日本絵画の秀逸なコレクションを誇るミネアポリス美術館の名品がそろう「ミネアポリス美術館 日本絵画の名品」が4月14日からサントリー美術館で開幕
アメリカ中西部ミネソタ州最大の都市ミネアポリスに1883年に設立されたミネアポリス美術館。現在では世界各地の約9万点を超える美術品を所蔵し、そのうち約2500点の浮世絵をはじめとする日本絵画のコレクションは、質・量ともに高い評価を得ている。4月14日から開幕するサントリー美...
「挑む 岡本太郎」展が4月24日から川崎市岡本太郎美術館でスタート、抽選で年間パスポートなどが当たるTwitterキャンペーンも開催
絵画という枠組みを超えて、壁画や彫刻、家具、日用品に至るまで様々なジャンルの制作を行い、数多くの作品を生み出してきた岡本太郎。1970年の万博のシンボルである巨大な作品《太陽の塔》は、今もなお力強く大阪の地を照らし続けている。美術作品のみならず、テレビやラジオへの出演、執筆...
絵画も漫画もイラストも! タイガー立石の過去最大規模の個展「大・タイガー立石展 POP-ARTの魔術師」が4月10日から千葉市美術館でスタート
絵画や陶彫、マンガ、絵本、イラストなど、ジャンルを縦横無尽に横断しながら独創的な世界を展開したタイガー⽴⽯(⽴⽯紘⼀、こと⽴⽯⼤河亞[1941-98])。1998年4月に56歳の若さでこの世を去り、没後20年が過ぎ、今年は生誕80年を迎える。56...
国内の美術館では初となるマーク・マンダースの個展が、3月20日から東京都現代美術館でスタート
緻密に練られた配置図に基づき、彫刻や家具、日用品や建築部材などを「想像上の」部屋に配置するインスタレーションで知られるマーク・マンダース(1968年オランダ南部のフォルケル生まれ)。18 歳のときに、自伝執筆を試みたことを機に、「建物としての自画像」という構想を得て以来、3...
エコール・ド・パリを代表する画家の一人、レオナール・フジタの色彩の変遷に焦点を当てた「フジタ ― 色彩への旅」展が4月17日から箱根のポーラ美術館で開幕
1920年代にパリの女性をモデルに「乳白色の肌」の技法を完成させ、 パリ画壇の寵児となったレオナール・フジタ(藤田嗣治、1886-1968)。ユトリロやモディリアーニ、パスキン、ローランサンなどとともにエコール・ド・パリを代表する画家の一人として世界的に人気が高い。4月17...
ピカソからホックニーまで、18世紀から20世紀の「室内画」の歴史を版画でたどる「アーティストたちの室内画─見慣れない日常─」、3月13日から町田市立国際版画美術館で開幕
世界でも数少ない版画を専門とする町田市立国際版画美術館で、18世紀から20世紀の「室内画」の歴史を版画でたどる「アーティストたちの室内が─見なれない日常─」が3月13日からスタートする。近年注目を集める19世紀末フランスのナビ派をはじめ、シュルレアリスム、ポップ・アートなど...
銅版画家・浜口陽三と気鋭の写真家・濱田祐史の美の競演「沈潜と蒸留 浜口陽三 濱田祐史 二人展」が4月4日まで開催中
20世紀を代表する銅版画家の一人・浜口陽三(1909〜2000)の銅版画26点と、1979年大阪生まれで、偶発性を取り入れながら実験的な作品を発表する気鋭の写真家・濱田祐史の写真約65点を展示する「「沈潜と蒸留 浜口陽三 濱田祐史...
肉筆浮世絵125点が一堂に会する「筆魂 線の引力・色の魔力―又兵衛から北斎・国芳まで―」が2月9日からすみだ北斎美術館でスタート
浮世絵といえば版画のイメージが強いが、じつは絵師が絵筆をふるった一点ものの肉筆画のほうが発生は古い。複雑で奥深い彩色技法や、描き手の筆づかいから、浮世絵師たちの並々ならぬ技量をダイレクトに感じられるのは、やはり肉筆浮世絵ならではの魅力だろう。...